『鳥獣戯画展』を見に行った

GWは横浜の実家に一泊しました。
栃木県からの道すがら上野で降りて東博の『鳥獣戯画展』を見に行きました。




GWの上野駅周辺は毎年機動隊が重点警戒中。
世間の多くがお休みの中にもかかわらず早朝からご苦労様です。
開館は午前9時30分からでほぼ同時に展示会場前に着いたんですが
すでに長蛇の列が出来ておりました。

前回キトラ古墳の壁画展に来たんですが、今回の鳥獣戯画展は
何が違うって館内に入ってからの待ち時間の多さ。
だって館内でのべ2時間半も待つってなんじゃ!?
建物前で待つ小一時間を足して四時間弱は待ち時間に費やしました。

で、実際に見た『鳥獣戯画』の感想ですが…。
作者不詳で複数人が描いたとされる中で…
絶対サザエさんの作者描いてるだろ!コボちゃんの作者もいるだろ!(笑)
現代の4コマ漫画で毎日見てるような画風が平安期に描かれていたなんて…。
ぶれてない!いいのか悪いのかわかんないけど千年以上もぶれてない!!(爆)
image_2_400226.jpg
全編通して緊張感のないゆるい世界観。ディズニーがネズミやアヒルを擬人化する
千年も前に思いっきり兎や猿や猫や狐も二足歩行で服を着せる技を確立。
20141101-cyojugiga-houe.jpg
更に今より宗教と政治が密接な時代にもかかわらず神や仏も蛙やら何やらにしてしまう
宗教的寛容さ(厳格な信仰者が見たら不謹慎とも罰当たりとも言える程)。
なのにこの絵は宗教的に厳格なはずのお寺に大事に保管されているんだもの。

一般に『鳥獣戯画』と言えば動物を擬人化した絵が有名ですが
人間を描いたものもあります。当時の日本の娯楽というか遊びの風景が
題材になっているようです。

見た目がバックギャモンに似ている古代の双六もあるんだけど庶民の遊びは
腰引き耳引き首引き。綱一本で遊べる遊びをどんだけ好きだったんだよw
たしかに手軽で場所も選ばず出来るので好まれたのかも。
絵には肥った男と痩せた男の腰引き対決なんかが描かれていましたが
笑っちゃったのは首引き対決。長い帯状の布か綱を輪にして
向かい合って座る二人の首にかけ引っ張り合うという手を使わない綱引きですが
対決してるのは若い男と年老いた尼僧。しかも互いに上半身裸。
で、その勝敗は…?
japonisme_pic_10.jpg
余裕の微笑みで微動だにしない尼僧の前で若い男は必死で踏ん張ろうとするも
思いっきり腰が浮いてピンと伸ばした脚が地面から斜めに離れています。
尼僧の圧勝とそれを見て大笑いしている周りの人々。
どんだけ婆様強いんだよ(笑)。

日本の漫画やアニメにゆるきゃらは今や世界に発信する日本の文化ですが
その漫画もゆるきゃらも戦後の数十年で生まれたモノではないという事が
よくわかりました。
埴輪の昔から「ゆるい」感じの世界観や造形やセンスは既に育まれ、
それを擬人化して2次元に広げる技を平安期には確立し
「かめはめ波」みたいな気や音を放射状の線で描く手法もとっくに編み出し
千年以上もぶれずに守り通してきたのは凄いです。
前にも言ったけど太古に世界の危機を裸踊りで救った民族ですからね(天岩戸伝説)w
神話なんで史実かどうかはともかくその発想は世界に類を見ないアホさ加減ですよねw

結論として千年前の絵なのに全然古臭く感じないあの『鳥獣戯画』は
たしかにすごい宝物だと思いましたw

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プロフィール

どぅいちゃん

Author:どぅいちゃん
『射雕英雄伝』を見て武侠の世界に嵌りました。
パパこと東邪・黄薬師に心を奪われ、それ以来武侠の「イカレオジ専」担当です。
リアルな武侠仲間がいないのを憂いて、ゲリラ的に武侠布教活動を行っております。

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