初村上春樹読了

私の人生で初めて村上春樹の小説を読んだ。
題名は『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』。
今まで小難しそうなんで避けて通ってきたんだけど
FBの友人から「私とセンスが似てる」と言われて読んでみる事にした。




でだ。読んでみた。
話しの筋はなかなか面白かった。うん悪くなかった。
でもなぁ…たぶん私が村上春樹を読む事はもうないだろうな。
私個人の感想です。なんていうか…
その文章が例えて言うならトレンディドラマを小説で読んでるような感覚。
そのトレンディドラマなんだけど三上博や浅野温子なんかが出てきそうな全盛期の
キャスト&スタッフで作られたサスペンスな感じ。
で印象的なのが、よく映画やドラマであるシーンを強調したい時に同じ場面を
複数のカメラで角度を変えて撮影してそれを繋げて流すって手法。
二度見三度見するように時には重要な部分をアップしたりスローにしたり
とにかく何度でも繰り返し見せる事がありますが、
それと同じような手法を小説で行ってる感じがしました。
しかもそれが全編にわたってしょっちゅうあるのでどうしても読み進めるのに
疲れてしまいます。

トレンディドラマのようなお洒落な風景はその時代やその時代の流行もあるから
自分の思い入れとの差は仕方がないとしてもその全編ジャッキーの決めアクション的な
執拗な被せ技はどうにも疲れてしまうので2冊目をとは思わないです。

で、肝心のお話の内容なんですが
潜在下の世界と顕在下の世界が交錯しながら進むサスペンスというかお伽話。
何気ない物や会話に出た言葉や口ずさんだ歌が互いの世界を繋げます。
そして全く違っていると思われた二つの世界が終盤に行くに従い
段々一つの意識に向かって流れていきます。その二つが合わさった時…
ってお話。

このお話のキーワードが「世界の終り」。
この「世界の終り」のラスト近くの風景が私の考えた「世界の終り」にそっくりで
その事を指摘されて読み始めたのでした。
読んでみたけれどたしかにそっくり。しかもその場に自分がいようがいまいが
その風景に何の支障も変化も無い事も同じです。

でもなんか違う気がするぞ?
あ、そうか。このお話では主人公がそこからいなくなるんだけど、
私の世界では消えるのは風景の方なんだ。
だからこそその風景を前にして心穏やかにはなれないんだ。
自分が消えるのはもっと別の場所なんだ。

なんか1つ解決した気がするんで、この本を読んでよかったです。

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どぅいちゃん

Author:どぅいちゃん
『射雕英雄伝』を見て武侠の世界に嵌りました。
パパこと東邪・黄薬師に心を奪われ、それ以来武侠の「イカレオジ専」担当です。
リアルな武侠仲間がいないのを憂いて、ゲリラ的に武侠布教活動を行っております。

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