「雪山飛孤」・「連城訣」を読んだぞ!

本日は過去記事です。

実は金庸占いで出た私は「連城訣」の丁典の彼女だと判明しました。純愛モノのヒロイン…。はかなげな女性。やはりそうだったのねぇ~!
夏の夜長に読んだ2作品

『雪山飛孤』

図書館で金庸作品を眺めていて、
何故か「外伝」と付く『飛孤外伝』より
短い本作が気になって、とにかく本編を読んでから
外伝を読もうと借りてきました。

この作品はある意味ミステリー・サスペンスな作品です。
ある者の手によって雪山の頂上にある屋敷に閉じ込められた
既知、初対面こもごもの人達が
主人公の雪山飛孤(本名・胡斐)の父、胡一刀の死を巡って
一人一人順番に死に至る経過を話します。

それぞれの話には微妙な食い違いがあり、
話を聞くものは、誰の話が真実なのか、
誰が何を隠しているのか、知らないのか
読者と一緒に話に聞き入ります。

『HERO』とかもそうでしたが、黒澤明の『羅生門』を思い出しました。
一体彼は何故死んだのか?誰に殺されたのか?
話が進むにつれ、偶然集まったと見られた屋敷内全ての人々が
胡一刀の死の謎に関わる人達だった事がわかってきます。

ってここまでは面白かったの。
胡一刀の死に関する謎解きまでは。
主人公はその屋敷に序盤ちょっと顔を出しただけで
後半になるまで現れません。

でもね!最後がね!
なんなの?あの最後?

私はてっきり、また図書館にやられたかと思ったわよ!
昔TVで見た、名前も忘れたバミューダ海域にまつわるイタリア映画を思い出した。
物語が架橋に入った時、海面に漂う人形が映って
画面に「?」がデーンと大写しになり、
終了…。子供ながら私は唖然。

まさにそんな終わり方!

金庸さんはその終わり方について、
「後はみんなで考えてね」見たいな事を言ったらしく、
様々な人が真のラストを考えては出しているらしいが、
いまだに金庸さんの公式な認定には至ってないようで…。
もちろん、ラストシーンを加筆した改訂版も出す気は無いようです。

『飛孤外伝』は、『雪山飛孤』以前の「雪山飛孤」こと孤斐の
ことを書いた作品なんだそうです。
主人公だけあって、腕も強いし好漢なので読んでみようとは思いますが、
なんせ本編の終わり方がアレじゃなぁ?

トラウマになりそう…。


『連城訣』

全2巻のこの作品。手頃な長さの作品です
狄雲という、田舎で育った純朴な少年が主人公です。
彼はある日師匠の兄弟子の誕生日を祝いに
師匠に連れられ田舎から荊州の都会に出てきます。
傍らには大好きな師匠の娘・戚芳も一緒。
3人が師匠・戚長発の兄弟子・萬震山の館を訪れ
萬震山とその息子や弟子達に迎えられた時から
物語は動き出します。

とにかくこの主人公程ひどい目にあう奴はいないんじゃないかしら?
そう思える位、狄雲はもの凄い目にあいます。
狄雲は純朴な少年。本人は何にも悪いことしてないのに、
ボコボコにリンチにあうは、
レイプ犯の濡れ衣を着せられるは、
その事を信じた戚芳にフラれるは、
冤罪なのに、死刑囚官房みたいな所にぶち込まれ
天下の大罪人に処されるような
肩甲骨に穴を開けて鎖を通すという手枷・足枷を付けられるは、
戚芳は萬震山の息子のトコロに嫁に行っちゃうは、
やっと獄中同じ官房にいる丁典と、心を許しあえる友達になり
「神照功」という技を伝授してもらい、5年ほど経ち二人で脱獄しても、
その後すぐ丁典は毒にやられて死んでしまうは、
その後、行く先々でみんなに誤解され蔑まれ嫌われ追われ
どこまで行っても良い事がありません。

こんなにエライ目にあっても、注意深くなりこそすれ、
彼は道を誤らず、その昔萬震山の館から消えた師匠の行方を探し、
丁典が死ぬ前に頼んだ約束を全うすることを忘れず、
ある絶体絶命の危機に命を助けてくれた恩人にいつか報いようと
旅を続けるのです。

題名の「連城訣」とは秘宝の在処を示すモノです。
狄雲は秘宝にはトンと興味がありませんが
実はこの物語の裏にはこの秘宝を巡っての
様々な人達の目論見が絡み合って
主人公を巻き込み怒涛のラストへ向かいます。

消えた師匠の行方は?
狄雲に幸せは来るのか?
平穏な日々は訪れるのか?

この主人公狄雲はホントに良い奴です。
こんな良い奴がどうしてここまで?という位
運命は非情に彼に辛い試練を与え続けます。

でも、丁典がカッコいいんだよなぁ。
本作中唯一の好漢です。
後の輩は…。

岳不羣もビックリ!って感じ?

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

「連城訣」金 庸、武侠小説 感想

チャンネルNECO(CS)で放送中の武侠ドラマですが、神鵰侠侶がそろそろ終了で、

comment

Secret

たすちゃんへ

武当派の開祖ではないですか!善哉善哉…。
おじいさんも皆若い頃があったので、おじいさんになった頃には「張三豊」になると思えば…^^。

鹿鼎記は最後のお楽しみにとってあります^^。

ゆうりさんへ

碧血剣の金蛇郎君と、連城訣の丁典はどんなになるのか楽しみですねぇ^^。

胡一刀は胡軍兄ィですか^^。彼死んだ父ちゃん役が多いですなぁ。で、平阿四は虚竹な高虎ですか^^。そりゃ、胡斐も良い子に育つでしょう^^。ハッチャケた蒙古の王子はさて置いて…(笑)。なるほど、それは楽しみですね^^。

NOBさんへ

「雪山飛孤」
武侠小説で、こんなミステリータッチの作品に出会えるとは
思いませんでした。新鮮でしたね。

「連城訣」
スーちゃんが水笙なんだ!
勝気な水笙ちゃんにスーちゃんはピッタリかも!
NOBさん萌え萌えだねぇ^^、きっとたくいたさんも…^^。

fince兄へ

「異議あり!?」
(ギラリ!)
「え?あぁ、はい・・・。」
何か言った?(ギロリ)
「何でもありません。」
ほぉ?(キラーン!)
「すいませんでした・・・。」

こんなやりとりを想像した貴方!実は違うのよぉん♪

「異議あり!?」
(チラッと仙女の微笑み)
「え?あぁ、はい・・・。」
何か?(と、観音様の微笑み)
「何でもありません。」
(更に半眼の菩薩の微笑みでみつめる)
「すいませんでした・・・。」

みんな誤解してたでしょ^^?



金庸占いで丁典の彼女ですか、いいな。
私は張三豊だった。_| ̄|○
私はオジサンではあるがあんな年寄りではないのに。_| ̄|○
今鹿鼎記を読んでいます、なんともコメントしにくい展開の話ですね。
「雪山飛孤」・「連城訣」 はまだ未読です。

雪山飛狐は、今、バリー・ウォン(ゴッドギャンブラーの監督)でドラマ撮ってますね(^^)
あのラストが、どういじられるのか、気になるところなんですが
あのまま
エンドロールが流れる可能性も…
あああああああああ
香港映画って、そんな終わり、有りですものねぇ
気になる(T.T)
(実は、張P制作中の碧血剣よりも、こっちの方が気になってる私)
ちなみに、胡一刀は胡軍あにぃ
平阿四は高虎にいさんです。

連城訣は他の金庸武侠とひと味違ってるでしょ?
金庸先生の小説の中で、人間の本性や心理状態を生々しく描いたのは、多分連城訣くらいかな。

夏にドラマ版も出るのですが、天山童姥とは違う水笙なスーちゃんを見てください(笑)
可愛すぎです(*´Д`)ハァハァ

>はかなげな女性。やはりそうだったのねぇ~!
異議有り!!。

え?あぁ、はい・・・。

何でもありません。

すいませんでした・・・・。

プロフィール

どぅいちゃん

Author:どぅいちゃん
『射雕英雄伝』を見て武侠の世界に嵌りました。
パパこと東邪・黄薬師に心を奪われ、それ以来武侠の「イカレオジ専」担当です。
リアルな武侠仲間がいないのを憂いて、ゲリラ的に武侠布教活動を行っております。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
カテゴリー
リンク
FC2カウンター
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
ブログ内検索
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

天気予報

-天気予報コム- -FC2-
月別アーカイブ
QRコード
QRコード
RSS登録用
FC2ブックマークに追加する
FC2ブックマークに追加
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

にほんブログ村
ペタッ♪