『鹿鼎記』 第27話&第28話 鑑賞

いやぁ~、双児ちゃんファンの方ゴメン。
今回も会えなかったねぇ…。可愛い双児ちゃん…。




いきなり出てきた野人の襲来。
「うらら~~うらら~らら~~~♪」とよゐこのマッサルさんみたいな雄叫びで
青城派みたいな服装をして魔教の火男みたいな顔の人達を期待してたけど
顔以外は意外とまともで万獣山荘みたいでした(笑)。

韋小寶と野人とのカタコトの会話は、日本人の私にはチョッと嬉しかったです(笑)。

「お前、良くない奴。殺す!」「いや!俺良いヤツ!殺さない!」
「お前、女房?大英雄の?」「……私の…亭主……」
「息子?お前の?」「息子?俺の?違う!」

字幕無しで中国語の会話がわかったぞぉ!(爆)
中国の方、もし私と中国語で話す機会がある時は野人レベルでお願いします!(笑)

ダルパ君と楊過の問答を思い出す蛮語の応酬をしていた
野人と韋小寶でしたが、今回はチト展開が違っていたようです。
実はこの野人、平西王が使わした楊溢之と手下達だったんです。
河間府の殺亀大会はとっくに呉三桂にバレていて、
楊溢之は彼の命でそこに紛れ込んでいました。
そこで呉三桂暗殺の企みを全部聞いたのですが、
暗殺に関しては呉三桂も平西王府も特に恐れはしませんでした。
ただ以前の皇宮での一件のように、沐王府が呉三桂に濡れ衣を着せるのが
一番厄介なので、特に沐王府の動きを探索するように命じられてきたのです。
この楊溢之という若者。出世を狙う野心は持ち合わせていないようで
一家の命を呉三桂に助けられたという亡父の遺言に従い、
お館様である呉三桂を守っているのだと言っていました。

話の内容が韋小寶と陳阿珂の婚礼に及ぶに至り、韋小寶は話題を逸らすため
楊溢之と義兄弟にならないかと持ちかけます。
楊溢之は大喜び。皇宮での濡れ衣事件でも平西王府の顔を立ててくれたし
皇帝の信頼も篤いと聞いています。気前もよく友達甲斐のある男です。
彼と義兄弟になっておけば、今後呉三桂に何か害が及びそうになった時にも
皇帝のご機嫌を取り結ぶ頼みの綱になるであろうと快く承諾し、
その場で二人は義兄弟になったのでした。


この義兄弟というのは武侠の世界では血よりも濃い程の硬い絆の関係なのです。
よく会話で「兄貴」と呼んだりしていますよね。
単に親しい年上の人に対する呼びかけとしても使いますが
本当に義兄弟の契りを結んだ場合、「兄・弟(姉・妹の場合もあり)」と呼び合い、
実の親族と同様な関係になります。同性同士だけでなく異性ともこの誓いは有効です。
もちろん義兄弟の兄と妹が結婚なんてありえません。近親相姦と同じ事だからです。
(この点が擬似家族の師弟関係の師兄・師妹の間柄と違う所です。こっちはOK。
ただし、師父の許しがあればね…。)
この義兄弟の誓いは当人同士の個人的な関係なので、
師匠でさえ二人の間の事には口を挟む事が憚られるほどです。

かつて『神侠侶』で義兄弟になろうという楊過の提案に
楊過が好きだった無双チャンと程英ちゃんが涙したのも、
『射英雄伝』で楊康を信じきれない江南七怪が
それでも可愛い弟子の郭靖を彼から引き離せなかったのも
義兄弟がそれほど大きな意味を持つ繋がりであったからです。


閑話休題…

とにかく義兄弟になった韋小寶と楊溢之。
楊兄貴の話では、ここにいる沐王府の連中を捕らえて平西王府に連れ帰り
呉三桂暗殺の全貌を白状させてから都の皇帝に送る。
暗殺計画も防げるし、朝廷への忠義の心もアピール出来るというわけです。

韋小寶としては沐王府の連中は逃がしたいし、
楊兄貴に面と向かって逃がせとも言えない。
あなたならどうこの場を凌ぎます?(笑)

「実は俺も殺亀大会の件で来たんだ。皇帝は俺に沐王府の沐剣声と
彼の師匠で鉄背蒼龍・柳大洪の行方を突き止めるようにお命じになった。
そこで俺は此処にいる揺頭獅子・呉立身に近づいて騙し、
さっき若君の沐剣声に合わせてやると言われた所だ。
奴らの企みを探るつもりだったが、楊兄貴の方で白状させる目処がついているなら
俺がわざわざ危ない橋を渡るまでもないな。」

こう韋小寶に言われて楊溢之は考えました。

「沐王府の連中が拷問で何処まで白状するかはわからない。
例え白状しても下っ端がどこまで内情を知っているかもわからない。
それにお館様である呉三桂が自ら弁明するより、
皇帝の手の者が報告した方が効き目がある。
ここは一つ、何も知らぬ振りをして桂兄弟(小桂子だから桂兄弟)に
報告させるのが得策だ。」

そう思って楊溢之は、沐王府の者を見逃す事にしたのでした。
もちろんついでに、鄭クンは捕まえて平西王府にでも監禁しておいてくれと
頼んだのは言うまでもありません。

ところで、原作では
この後九難と共に北京に戻り、そのあと皇宮に戻って皇帝に拝謁した際に
偽皇后の事を皇帝に打ち明け、皇帝と共に偽皇太后の正体を暴きに
慈寧宮へ向かうのです。
そして更にこの後、天地会の北京のアジトに赴き陳近南に会おうとして
鄭クンと馮錫範の襲撃に遭うんです。

だから、偽花嫁騒ぎの後で馮錫範が韋小寶と会った時
馮錫範がノーリアクションだったのもこのせいです。


とにかく、なんだかんだで雲南行きの準備が進み、
建寧公主が暇乞いの挨拶に来た時に…
「私の書斎の机の上にあった『四十二章経』がなくなった。」
と言った皇帝に建寧公主が
「お兄様、それなら私が持っていったわ♪」と言います。
「何故一言断ってからにしない!?」と言う皇帝に
「皇太后様のお言いつけよ。ご政務に忙しいから、煩わせないようにって。」
全く悪気のない公主の口ぶりにさすがの皇帝もフン!と言ったきりだったって。

さて雲南に出発の韋小寶。河南には使いを出して
双児ちゃんも迎えにやりました。



さぁ!バッサリカットが目白押しの今週の『鹿鼎記』ですが、
なかでも「お前、ここはカットしちゃわけわからんだろう!!」
「いや!良い子のみんなも見ているこの番組でこれはイカンだろう!」
といろいろと意見の出るであろうこのシーン!

雲南までの道のりは果てしなく険しく甘い…(爆)

雲南までの道中で、建寧公主御一行の賜婚使閣下・韋小寶は
沿道の役所にあらん限りのもてなしを受けます。
毎夜毎、地元の役人が宴会を催しそれに出席した韋小寶が帰ると
建寧公主が話し合い手に彼を呼びました。
公主に殴られたくない韋小寶は、密かに兵士として紛れ込ませた
天地会の手下である銭老本と高彦超を供に従えて会いに行きます。
こればかりは建寧公主が怒ろうが懇願しようが絶対にやめませんでした。

だから建寧公主はドラマのように痺れ薬を酸梅湯に混ぜて
彼等に飲ませたのでした。
もちろん兵士に化けた銭老本と高彦超はこの後、
引きずり出されて縛りあげられどっかに閉じ込められているだけだけど。
とにかくそんなわけで必死の防御対策にもかかわらず、
まんまと建寧公主の罠に掛かった韋小寶。ドラマのような目に遭うわけです。

建寧公主は今まで可愛がってくれた皇太后が何故最近冷たいのか
不思議でなりませんでした。実の母だというのにお別れの挨拶に行っても
相手にもしてくれません。もちろん理由は彼女の実の母親の偽皇太后から
本物の皇太后に戻っていたからですが、建寧公主はその辺の事は全く知らずに
育ったようで、何故母が急に冷たくなったのかわからないのです。
韋小寶もその件はさすがに言えないので、
「雲南への嫁入りは韋小寶の差し金だ」と責める公主に何も言い返せなかったのです。

陳阿珂が師父・九難によって無理やり韋小寶救出に放り込まれ、
仕方なく彼女が建寧公主の間接を外して形勢逆転。そして…

公主を蹴りつけ、両腕を後ろにねじ上げると、裙子を引き裂いて縛りあげた。
関節を外された公主は、痛みに脂汗を垂らして、とても逆らえるどころではない。
韋小寶は公主の胸倉を掴み、力いっぱい引き裂いた。ぴりっと音がして、
薄絹の着物が破れ、胸元の雪のような肌が露になった。
恨み骨髄に達した韋小寶は燭台を拾って蝋燭に火をともし、公主の胸元に近づけた。


中略

韋小寶は燭台を置くと、鞭を拾って公主に叩きつけた。
「ああっ、ああっ」
公主が小さな叫びを漏らす。うっとりと目を細め、唇に笑みを含んで、
言いようもなく気持ちがよさそうだ。
「私…私はあばずれです。桂貝勒(ペイレ)、もっと強く叩いて。ああっ」


中略

足の関節を接ぐには、公主が負ぶさる格好になる。素肌が触れ合って、
韋小寶は口がからからに渇いてきた。胸の奥が燃え盛るようだ。
「もう少しちゃんと座ってろ。こんな格好じゃ、てめえをかみさんにしなきゃならねえ。」
「かみさんになりたい」
甘え声で言うと、腕がきつく抱きついてくる。
韋小寶が軽く身を捻って押しのけようとするのを、公主は引き寄せて唇を重ねた。
韋小寶は頭がくらくらした。そのあと雲の中にいるようなふわふわした感じがする。
このあばずれの莫連娘がなんとも愛らしく思える。蝋燭が一本ずつ燃え尽き、
夢のようなうつつのような、どこにいるのかわからなくなった。
陶然と我を忘れているところへ、ふいに阿珂の声がした。
「小宝、そこにいるの?」
韋小寶はたちまちびくっと夢から覚めた。
「ここにいるよ」
「まだそんなところで何をしているの」
韋小寶はうろたえた。
「うん!いや…別に何も」
公主を押しのけようと床に座りなおしたが、公主はしっかりとしがみついたまま、
「行かないで。あの女には失せろと言って。あれ誰なの?」
と囁く。
「それがその…おいらのかみさんだ」
「私が…私がかみさんよ。あの女は違う」
恥ずかしさと憤りで地団駄を踏んだ阿珂はくるりときびすを返した。
「師姉、師姉」
韋小寶が呼んでも返事はなく、生暖かく柔らかい唇が張りついてくる。
口を塞がれた韋小寶はもう声が出なくなった。


[徳間文庫『鹿鼎記』第5巻より抜粋]

あ、中略の所は別にどこぞの雑誌の袋とじみたいに
もっと凄いことが書いてあるわけではなく、二人の他愛ない会話や
手の関節を接ぐ様子なので省略しました。期待するなよ!(爆)

翌朝身じまいをすませた韋小寶は抜き足差し足で公主の寝間を出て、
自分の部屋に戻ると嬉しいやら怖いやらで、布団に潜り込んで寝てしまったそうな(笑)。
もちろん、二人の供の様子は気にしたけど、顔を見るのが恥ずかしくって
太監に命じて助けさせたんだってよ。

それ以来、毎夜、韋小寶は公主にこっそり付き合わされたんだって。
初めは師父や天地会の仲間に知られるのが心配だった韋小寶。
数日は陰でこそこそやっていたんだけど、
やがて公主の部屋に泊まりこむようになりましたとさ(笑)。

宮女や太監は公主を恐れているのと、韋小寶がたっぷり鼻薬を利かせたために、
誰もつまらない噂をたてたりしません。
そんなこんなで情趣を知り初めた若い男女は、道中いちゃいちゃと仲睦まじい様子。
公主も凶暴な気性が影をひそめ、韋小寶が部屋に入ると、
侍女気取りで跪き、「桂貝勒、桂貝勒」と世話を焼くそうで、
韋小寶もますますのめり込んじゃったらしいですよ。しゃあないねぇ。若いから(爆)。




さて…今週の最後に出てきた変わり果てた姿の楊溢之。
確かにこいつは呉三桂の部下だったけれど、
主のためにと朝廷とのパイプ作りに尽力しようとした忠義なヤツなんです。
それをこんな目に遭わせる左冷禅…い、いや呉三桂(笑)。
岳不羣にやられた目はいまだ回復していないようですね…(ため息)。

tag : チャンネルNECO 武侠 金庸 鹿鼎記

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武侠ドラマ「鹿鼎記」27~30話感想

4話分進んでも双児ちゃんは出てきませんでした。哀しいです。 以上・・・・・・・   って訳にもいかないかなぁ~ 陳阿珂横

comment

Secret

銀妹へ

>原作に忠実に「ノーパン」でプレイして欲しかったよ!
アホかぁ!!原作でさえある程度モヤァ~っとさせているのに
映像でギラギラモザイク入れる様な真似してどうするんじゃあ!!(爆)
サルとウリが鼻血ブー!で大変な騒ぎになるワイ!(笑)

>あっしも寸止めとかいってられなくなってきましたよ(笑)
そうだよねぇ。
原作端折りだけならまだしも、エピソードの順番入れ替えとかあって
原作既読組の私も「?」となる事が多くなってきましたよ。

フル○ンでお願いしたかった

わーん!原作に忠実に「ノーパン」でプレイして欲しかったよ!

なんかここのところ原作よまないと「?」「?」みたいな
ところがすごく増えてきましたよねえ。
あっしも寸止めとかいってられなくなってきましたよ(笑)

くまんちゅうさんへ

ギャア!
双児ちゃんに会えない禁断症状で、
くまんちゅうさんがゴラムになっちゃったぁ!
しかも落とし所なくしちゃってるよぉ!(爆)

いやぁ、悪いねぇ!ホント、ごめん!
マジで雲南行きには双児ちゃん出ると思ったのよ。
だって…だって…プププ♪

まぁ、もう少しの辛抱みたいよ。原作どおりなら…。
帰り道には…だから…再来週位?(笑)

双児たん・・・

しどいよ、双児たんいないよ、いとしいしと
わしらがっかりした、そうよ、出てないよ
だんなさん出るっていったよ、わしらしんじたのよ
わしら騙されたかよ、しどいだんなだよ
わしらにくむ、だんなさん、しどいうそつきかよ
きりわるいよ、これおわらないよ、いとしいしと・・・
プロフィール

どぅいちゃん

Author:どぅいちゃん
『射雕英雄伝』を見て武侠の世界に嵌りました。
パパこと東邪・黄薬師に心を奪われ、それ以来武侠の「イカレオジ専」担当です。
リアルな武侠仲間がいないのを憂いて、ゲリラ的に武侠布教活動を行っております。

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