『鹿鼎記』第23話&第24話 鑑賞 

ウフッ♪ウフフフフフ…♪
思いもかけず早かったので、はしゃいでしまった…(笑)。




ところで皇太后はやはり偽者でしたねぇ!
しかも特殊メイクを何年も続けていたなんて、なんて凄い!
きっと元のお肌はボロボロになっているでしょうねぇ…。

皇太后は化粧台に歩み寄ると、絹の手巾を金の盥の中に浸し、
それから手巾で力をこめて顔をこすった。
そして両ほほから二枚の皮のようなものを剥がすと、
たちまち容貌は一変し、ふっくらとした丸顔が痩せた瓜実顔になり、
まぶたの下もくぼんでしまった。


ね!?完全に特殊メイクでしょう!?(笑)
それでも何年もの間、何故女官や皇帝(順治帝)からも気付かれずにいたのかという
九難の問いに偽皇太后はこう説明していました。

「先帝陛下は董鄂妃ただ一人を寵愛し、
皇后のところには何年も泊まったことがない。
本物の皇后さえ身向きもしないのに、偽者の皇后など一目もくれはしなかった。」

また、

「皇后を捕らえたあと、慈寧宮の宦官と女官は全員新入りに換えさせた。
私はめったに部屋からでないし、部屋を出ることがあっても、
宦官と女官は私の前では目を伏せるのが宮中のしきたり。
たとえ遠くから顔を見られることがあっても、見分けがつくはずがない。」

では、順治帝に見向きもされなかった偽皇后は何故公主を産んだのか?

「あれは、順治帝の子ではない。父親は漢人で時おり女官に扮して宮中に忍び込み、
私と会っていた。その者は少し前に不幸にして病死した。」

あのブッ細工な偽女官・炳春が建寧公主の父親だったんですねぇ!
笑えるぅ!!(爆) 父親に似ないでよかったねぇ!!(笑)


四十二章経を手に入れた九難。
読んでみるとその内容は他の四十二章経と変わりはない。
ほら、九難は尼僧だからお経はいろいろと読んでいるし、
この四十二章経はかなり短い経典だそうで暗唱出来るほどに読みなれているから
他の同じ経典と比べる事が出来たんだって。

そこでまた阿九の頃の記憶が蘇ります。
ふと、かつて袁承志が『金蛇秘笈』を得たときの経緯を思い出し、
水(ドラマではお茶)で表紙を濡らしてみたんだって。

こんなところでこの『鹿鼎記』は『碧血剣』とリンクしているんですねぇ。
表紙に隠された羊の皮で出来たパズルのピースを集めたら、
もう四十二章経自体は用済み。皇帝に返そうが神龍教主に渡そうが構いません。




なんて、言ってたら…。

キャア!キャア!
どうしましょう!こんな所でバッタリ!いやぁ~~ん♪

天地会のアジトにやってきた韋小寶が棺に隠した四十二章経を取り出しに来たら
なんとそこに、美髭の老人が!!

于爺~~~!! もうビックリよぉ!!

だって原作ではここで出てくるはずがないんだもの!
私を驚かそうと思ってドッキリ企画にしてみたのねぇ!?(爆)

馮錫範。陳近南をつけ狙う悪党…。でもカッコイイから許す!!(爆)
あ、ニヤけた鄭克[土爽(そう)]クンは漢字も出ないから知らん!(笑)

とにかく、彼の剣術がまた見られるのが凄く嬉しい!

この鄭クン。台湾延平郡王の次男で有名な国姓爺の孫あたる人物。
曽祖父は鄭芝竜。福建省のアモイ辺りの出身の人です。
鄭芝竜は若い頃に今でいう日本の長崎県の平戸に住んでいて
そこで日本人女性と結婚して鄭森(日本での名前は福松)が生まれます。
7歳頃まで日本で育った鄭森はその後父に連れられて故郷の福建に戻ります。
鄭森がちょうど二十歳の頃崇禎帝が自殺。
各地で明朝の皇族が明朝再興の為に皇太子として擁立される中で
鄭家は唐王・朱聿鍵を擁立。朱聿鍵は隆武帝と呼ばれます。
父・鄭芝竜によって隆武帝に引き合わされた鄭森。
イケメンで頼れそうな若者を隆武帝はたいそう気に入り、
「私に娘がいたら娶られたいところだが、いないので国姓の朱を与える」と
言ったそうです。

って、「朱を与える」ってどういう意味?
国姓という名前をもらった(改名)って事?それとも官位をもらったって事?
浅学な私にはよくわからないのでどなたかご教示お願いします。

とにかく、その隆武帝の言葉にそれは恐れ多いとその後鄭森は
自らを鄭成功と名乗るようになったんだって。
で彼を慕う人達は彼を国姓爺(“爺”は爺さんじゃなくって旦那って意味らしいです)と
呼ぶようになったのだそうです。
中国で長く英雄として有名な国姓爺が日本人とのハーフだったなんて意外だね。
隆武帝は明朝再興の為に満洲人の清軍と闘うべく北伐を行いましたが大失敗。
逆に殺されてしまいます。
それで鄭成功の父・鄭芝竜はこの軍に失望して清に投降してしまうのでした。
息子の鄭成功は泣いて引き止めたそうですが父の意思は変わらず
以後、父息子は別の道を歩む事になります。
その後も鄭成功は崇禎帝の従弟(いとこ)・桂王を擁立して何度も苦難を乗り越えながらも
反清復明の志を貫き、最後はオランダから台湾を奪い返して
そのまま台湾を本拠を構えます。その時に桂王から延平郡王に封じられました。
しかしその直後に鄭成功は逝去。
国姓爺・鄭成功の死後、なんやかんやで長男の鄭経が跡を継ぎ
その鄭経の二番目の息子が鄭クン(鄭克[土爽(そう)])なんですって。

親父の鄭経が鄭成功の跡を継ぐ時も弟とゴタゴタしたらしいけど、
その息子達も跡目争いで兄弟でゴタゴタしているみたいだねぇ…。
ま、海のこちらの日本でももうチョイ(鄭経の跡目争いの40年くらい)前に
お江戸じゃ徳川三代目将軍の座を巡って兄弟の確執があったそうですが…(笑)。
とにかく、鄭経の後継者として陳近南は長男を、馮錫範は次男を推してるわけですね。
ちなみに鄭経が跡目争いで弟と争った際に、
陳近南は鄭経について大活躍したそうですよ^^。

はっ!だから鄭クンはどうでもよいのヨン!(笑)
美髭爺の振るう剣捌きは相変わらず美しい!

この馮錫範。崑崙派ピカイチの達人で、二つ名は【一剣無血】。
その名の由来は、剣術が優れているのはもちろん、内功が至純の域に達しており
利剣の切っ先で急所を点穴しながらも皮膚に傷をつけず決して血を流さないという
技を持っているからなのだそうです。

于爺、崋山派の次は崑崙派ですかぁ…。
どの門派だろうとカッコいいのは変わりません!(笑)

しかし、原作ではこの鄭クン&馮錫範と出会う天地会アジトのエピソードは
お話の順番的にこの段階ではなかったんだよねぇ…?
だからいきなり現れた形になって私にとっては嬉しいサプライズでした!

とにかく、変な言いがかりをつけられ釈明に台湾に行く事にした陳近南。
師父と別れて九難さんの所に戻った韋小寶。

そして感動の再会!そう!緑衣の美少女との再会!
彼女が探していた師父って九難さんのことだったんですねぇ!
今ではすっかり九難さんのお気に入りになっている韋小寶。
おかげで緑衣の美少女は表立って彼を傷付けることが出来なくなってしまいました。
逆に韋小寶は九難さんから彼女の名前やら何やらを教えてもらう始末。
彼女の名は陳阿珂。彼女に惚れ込む韋小寶はこの尼僧に取り入れば
彼女と一緒にいられると大喜びなんですが…。
絶世の美貌とは裏腹に激しい気性の陳阿珂。
「殺したいのに殺せない~~!」
イライラは募るばかりのようです。
九難さんの目の届かない所では韋小寶に殴る蹴るの暴行をはたらくのですが
恋する韋小寶はそばにいられるならと、それすら喜ぶ様子。
しかも韋小寶は師父の前では決して彼女に対して軽薄な様子を見せず
陳阿珂に付きまといたいために九難に取り入ろうとしているのはみえみえ。
隠れて剣を振り回してみても、少林寺であの澄観和尚がかわし方を考案していて
韋小寶に伝授済みなので、傷付けることが出来ません。

そして韋小寶はといえば…。
【九難のお気に入りになろう!大作戦】を遂行中。
これがまた、運の良い事に大成功しているんです。
なんといっても九難さんは、元明朝最後の皇帝の娘で公主だった人。
小桂子として皇宮で長く皇帝に仕えている韋小寶の気配りは彼女にとって
まさに幸せだった頃の少女時代を思い出させてくれて心地良いのでした。
また宿で食事をするにしても、これまた一頑張り。
韋小寶は海老公の後任で尚膳監の太監をしていましたよね。
つまり皇宮の食事作りを仕切る厨房のボスだったわけです。
宿に着くと厨房に行き、材料から味付けから調理法まであれこれと指示。
料理人が彼の指示どおりに作ると、それなりの宮廷料理風なお味の料理が
用意出来るというわけです。
もちろん、尼僧なので精進料理なのでしょうが、
あの偽皇太后も昔精進料理を食べていたようだし、
そういう皇族のワガママなリクエストにお応えして食事を作るのも尚膳監じゃ当たり前。
懐から銀子を取り出して宿屋の主人にねじ込めば、
「材料も味付けもお客様のいう通りにお作りしろ!」なんて事になるんでしょうね。
韋小寶と一緒だと宿の手配からそこでの食事まで
幸せだった子供時代を思い出すようなそんな心地良い気分になれる…。
というわけで、九難さんは韋小寶を本当に気に入ったのでした。

ところで少林寺で見せたなかなかの剣捌きに反して
内功の腕はお粗末な陳阿珂。まだ運用法を師父に教わってないらしいです。
だから韋小寶にダッシュで逃げられたら追い付けないんだって。

ま、そんなこんなで九難がラマ僧に襲われて逃亡中に
偶然出くわしたのが、韋小寶にとって最悪な事に鄭クン。
北京では灰に目をやられて見えなかったから韋小寶と気付かなかったのかな?
原作ではここで韋小寶と鄭クンは初めて出会います。

鄭クンの第一印象は韋小寶にとっては最悪。当然だよね!(笑)
ゾッコンに惚れてる陳阿珂が彼には頬を赤く染めて目がハートマークなんだモン。
恋にかけては完全自己中な韋小寶。
彼女との出会いが先だろうが後だろうが、自分の惚れた女性に近づく男は
みんな間男扱いなのでした!(笑)
「俺と未来のかみさんとの間に割り込もうとする間男め!許さなねぇ!」
しかも相手は忠臣の末裔で威風堂々とした名門の御曹司。
自分は何処の馬の骨ともわからない出自で女郎の末裔。
こんなコンプレックスもあいまって奴への嫉妬心は勝手に燃え上がってるみたい。

なんとしても陳阿珂の前で彼の面子をぶっ潰し、
彼女が持つ彼への憧れの気持ちをすり潰して俺の方が何倍も良いと思わせたい!

ええ。こういう事にかけては韋小寶は手段を選びませんとも…(笑)。
陳近南と馮錫範。韋小寶と鄭クン。
師弟共に理由は違えど大きな敵が現れたのでした。





しかし私の脳内では…こんな妄想が…

雪山の遭難騒ぎから助かり北京の皇宮にやってきたどぅいちゃん。
ハイコンコンと遊んだり鰲拝と遊んだり楽しく過ごしている内に
二人ともいなくなり…。
仕方がないので五台山にダルパ君に会いに行ったり
蛇島に魯長老を訪ねたりしたものの、
ダルパ君はすぐに五台山を去ることになっちゃうし、
魯長老は忙しいらしくってロクに話も出来ないままだったし。
北京に戻ってみたら左冷禅な呉三桂に会いに雲南に行く事になり
喜んだものの準備に時間が掛かりそうなので、
皇宮を出て久しぶりに玉ちゃんでもからかおうかなと路地裏を歩いていた。
段々人気もなくなり入り組んだ細い路地を歩いていると突然背後から声がした。
「皇宮で遊んでいると聞いたのにこんな所で何をしている?」
気配もなかったのに真後ろから声がしたので最初は驚いたどぅいちゃんだったが
その少ししわがれた枯れ声に彼女の心は驚喜した。
「于爺!于爺だぁ!」
振り返ってみると思った通り美髭の老人が目元に笑みを浮かべて立っている。
どぅいちゃんは思わず両腕を広げて彼に駆け寄り首に抱きついた。
「于爺!こんな所で会えるなんて!どうしてここに?」
「お前さんが北京にいると聞いて、様子を見に来たのじゃ。
皇宮にいると思っていたのだが、そっちこそなぜここにいる?」
「う~ん、ちょっと暇つぶしにね。ねぇ于爺、いつまで北京にいるの?」
「今日だけじゃ。用があるので明日また北京を出る。」
「ええ!?そんなあ!せっかく会えたのにぃ!」
「ははは。用が済んだらまた会いに来てやるさ。」
「本当?約束よ!于爺!」
「わかった、わかった。後でまた必ず顔を見せに来てやるからな。」
四十路も過ぎたというのに彼の前では幼子のようにはしゃぐどぅいちゃんに
美髭の老人は困ったものだというように笑みを浮かべた。


こんな気分な今週でした!!(爆)

tag : チャンネルNECO 武侠 金庸 鹿鼎記

comment

Secret

国姓爺さんへ

国姓爺さん、はじめまして!
ご教示ありがとうございます!

なるほど、そういうわけだったのですね。
「朱を賜る」とは、「朱」という姓を賜るという意味だったのか。
また一つ、勉強になりました!

そうですよね。日本じゃ名前に自分の一文字をあげるってのは
よくありますよね。

これからもご指南をよろしくお願いします!

国姓について

国姓についてですが、明王朝は朱元璋以降、朱一族が皇帝の位にありました。
この朱の苗字(=国姓)を許されるということは大変名誉なことですが、鄭成功はこれを恐れ多いとして使っていません。

ちなみに日本では、まず天皇家に苗字が無いのでこんな伝統はありませんが、松平家の家名なんかは柳沢吉保なんかに与えられています。
でも日本じゃ名前のうちの一字をいただく、とかの方が多いのかな。

ビヨさんへ

アハハ。
双児チャンが出なかったからって八つ当たりかしら?(笑)

確かに于爺祭りで忘れてたけど、
ホントあの可愛い双児チャンは何処に行っちゃったんでしょうねぇ?
来週は出てくれるとよいねぇ!

迷子さんへ

ホホホ。
もう正直その後の展開なんてどうでも良いくらいに
テンション上がりましたよぉ!(笑)

>鄭克爽の喬振宇は、
>どぅいさんの目には入らなかったわけね(爆)
うん…。視界には入っていたけど…。
フ~~ンって感じでスルーしちゃいました!(笑)
だって隣の美髭が素敵過ぎて霞んじゃったんだモォン!(テヘッ♪)

三仙はそんな私をため息ついてスルーします…(汗)。

こらぁ~

妄想しすぎじゃ!渇!
双児ちゃんが出てないってのに・゜・(ノД`)・゜・

于爺ショックですか?

なんというか、一人大盛り上がりですねえ・・・
妄想大暴走で、さぞかし三仙が顰蹙してることでしょ。

そういや原作じゃまだ出てこなかったんでした、この二人。

鄭克爽の喬振宇は、他じゃけっこういい役してて、新しい
書剣恩仇録じゃ陳家洛をやってるはずです。
なのに、どぅいさんの目には入らなかったわけね(爆)

国姓爺というと歌舞伎好きには、聞きなれた題名なんですけど
中国側から見るとまた新鮮です・・・


プロフィール

どぅいちゃん

Author:どぅいちゃん
『射雕英雄伝』を見て武侠の世界に嵌りました。
パパこと東邪・黄薬師に心を奪われ、それ以来武侠の「イカレオジ専」担当です。
リアルな武侠仲間がいないのを憂いて、ゲリラ的に武侠布教活動を行っております。

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