『笑傲江湖』 20回目(最終話) その1

とうとう最終話。

さぁて今日はどんな結末かなぁ?
あぁ!見る度に胸くそ悪くなってくる!
あの、蔑みに満ちた目、絡み付くような物言い。
岳不羣!あの「エセ君子剣」ぶったため息がもう!

足臭キーック!(by サル)

師娘は完全に囚われの身となっております。
何処にいるにしても監視の目が付き、
何かというと
「ここにいたのか、師妹…。」
ってやってくる。
見当たらないと、夫の命令の下に門弟が総出で探し回る。

崋山に帰ってきた師娘は廃人の様に憔悴しておりました。
師娘!御気を確かに!

そう。崋山に戻っていた五嶽派総帥・岳不羣。
でも、妻の願いを汲んであげたからなんて、
優しい気持ちはこれっぽっちもありません。
思過崖に描かれた各流派の壁画を
皆に見せる為に五嶽派を召集します。
魔境を倒すために、皆の役に立てればという名目ですが
そんな気持ちもこれぽっちもありません。

原作では思過崖に盈盈と一緒に入った令狐冲を
抹殺するのが第一目的で、
ついでに元門派間の争いが起きて
後々たてつきそうな危険分子が
共倒れになる事をもくろんでの事です。

ドラマではそんな誘いに乗らなかった令狐冲に
盈盈誘拐という荒業で見事に誘い出した岳総帥。

でもね、岳不羣が来たのなら、素直に帰るわけ無いじゃん。
盈盈がおウチに帰る時、その辺まで送ってやれよ、令狐冲!

師娘は崋山に盈盈が囚われているのを知り、
愛息冲を夫があくまで殺そうとしている事にブチ切れ、
とうとう三行半を突きつけます。
そうよ!あんな奴にいつまでも夫面させている事はないのよ!
お暇をいただきます…。おぉ!いただいちゃって下さい!

でも、そのせいで師娘もグルグル巻きにされてしまいます。
冲さんを、そして冲さんの大事な女性である自分を守ろうとする師娘。
その姿を盈盈は囚われの身ながら、しっかりと目に焼き付けたのでした。
盈盈の母のことは原作にも何も記述がありません。
いつ死んだのか、なぜ死んだのかもわかりません。
でも、任我行が東方不敗によって梅荘に幽閉された時点で
既にいなかったらしいので、
きっと、彼女が生まれて間もなく亡くなったのでしょう。
「(正派の人なんてって思っていたけど)こんなお母様なら、イイなぁ。」
盈盈も師娘の事を好きになった筈。
そうそう、良い方だよぉ!

令狐冲は盈盈をさらわれたと知り崋山にやって来ます。
そして師娘と合流。

その頃、チーママ林ちゃんと&六猿殺しの犯人も崋山にやって来ています。
おいおい。越前屋俵太かよ!(あ、彼最近見ていないなぁ。元気かなぁ?)
崋山の山門の階段でズッコケル林ちゃん。
二人共、一応元門弟だったと思うと悲しいです、崋山派。
「柯鎮悪の方が上手に歩いていたよね。」
一緒に付き添うサポーターも全然違うしね。

盈盈絶体絶命のピンチに
復讐のチーママ林ちゃんが思過崖前に到着して
図らずもチーママは盈盈を救う事になります。
五嶽派の面々を前にして
一世一代の演説をぶつ林平之。
辟邪剣譜最大の秘密を暴露します。
裸になれよ!皆に見せてやれよ!このオトコオンナ!
いや…、アンタもだから…。見たくないけど…。

目が見えないというハンデはあまりにも大きい。
「どこだ!岳不羣!正々堂々と勝負しろ!」
いや、だからね、林ちゃん。
岳不羣が正々堂々となんてするわけ無い奴だって
アンタが一番知っているくせに…。

結局、あっけなく谷に突き落とされて林平之は絶命。

この直前にこれまたあっけなく殺された労徳諾。
コイツはなぁ。原作の方が良かったゼ。
なんせ、崋山で、猿と鎖で繋がれて
猿達に引っ掛かれるは噛まれるはズタボロになりながら
森の中に引きずり込まれて消えて行ったのですから。
六猿の仇は猿が取ってくれるというオチでした♪

さて、この騒ぎの隙に盈盈を助け出した令狐冲と師娘。
オカマ界のママvsチーママ対決を観戦。
岳霊珊の仇を前にそんな事どうでもいいような師父・夫の態度に
冲と師娘はどういう気持ちで見ていたのでしょう?

盈盈を助けたからにはもうここには用は無いと
師娘を連れて帰ろうとする令狐冲を
岳不羣は逃しませんでした。
「盈盈を殺せ。出来なければお前が死ね。」
要するに殺したいんでしょう?令狐冲を。

ここで、師娘は令狐冲に
「この男は、もう師父じゃない。ただの化け物よ!」と
令狐冲に宣言。更に盈盈に「冲は自慢の息子。仲良くしてやってね。」
盈盈は、師娘の言葉に素直にうなずきます。

話があると冲を呼んだ師娘。
「崋山から連れ出して。もう岳の顔は見たくない。」
冲が岳に気を取られている隙に師娘はあの宝剣で自決します。
岳不羣との結婚の記念の宝剣。
そもそもこの結婚が間違いだったのだと、
師娘はこの宝剣で自らの命を絶ったのです。

原作では岳霊珊が死んだすぐ後で
岳不羣に襲われた冲の背中の傷を手当した後
頼もしく成長した彼の背中を見ながら自決します。
冲は、変わらぬ優しさで自分を気遣ってくれる師娘の手当てに、
子供の頃のように心和んだ矢先
背後の気配に気付き、振り返ると師娘が自決していたというものです。
あれはもう、令狐冲はトラウマになりそうな位ショックだっただろうなぁ。

とにかくここで岳不羣と令狐冲の元師弟対決、第2戦のゴング。
師娘を救えなかった自分の不甲斐無さや師娘の無念を思い、
この時は猛然と岳不羣に突っ込みます。
でも、ここでも殺せなかったのよねぇ。
師娘が師父じゃないのよと言っても、やっぱり彼にとっては
師父は師父なんですから。

とにかく師娘の遺言通り、崋山を降りてお墓を作りました。
って、そこは何処?

ちなみに原作の思過崖では、
五嶽の皆が入った後明かりが消され
パニックになった烏合の衆が互いに殺し合いを始めます。
その中に莫大先生もいたので、令狐冲はすごぉ~く心配します。
林平之も一緒に中にいてギャアギャアわめいておりましたが
目が見えないというハンデが暗闇ではアドバンテージに変わり
たしか左冷禅と結託したような気が…。

とにかく原作では最後の最後まで令狐冲は師父に手を出せませんでした。
思過崖の中で秘密の抜け道を発見し
出てきたところを網を張られて盈盈と共に捉えられ
網ごと串刺しにされそうになっても
攻撃をかわしこそすれ、自分からは攻撃できなかったのです。
とうとう岳不羣がとどめを刺そうとした時
駆けつけた儀琳がとっさに岳不羣の背中を刺し
岳不羣は偶然にも恒山派の門弟によって
定逸師太の仇を討たれたのです。
令狐冲ばかりに気を取られて
全然眼中になかった恒山派の尼僧に殺された岳不羣。
ドラマよりはお間抜けさんなお茶目振りを最後に披露してくれたのですが…。

こっち(ドラマ)の岳不羣はそんなお茶目さは微塵もありません。
あくまでもネトォ~っと、尊大ぶったため息ついて
油断も隙も無い奴です。
まぁ、ラスボスにするならこの位でないと
ラストの闘いも盛り上がらないのでしょうが…。
とにかく気持ちの悪い嫌な奴!



後半に続く…。

comment

Secret

阿銀さんへ

"大姐"って称号だったんだ!(爆)
銀妹なら、この称号いつでも献上するから言ってね♪

あががが、タメから年上疑惑に…汗
違うよー!
それに大姐の称号はどぅい姐にこそふさわしいぞよ!ぶほほ

ぜ~んぜん!(爆)
あえてタメで無いとして、ま、まさか年上!?
大姐返上しなくちゃ!(爆)

もぉ~タメじゃないってば~。
ひのえうまv-67の友人がいるんですよ~。
八百屋お七v-42と同じだーと騒いでいたから覚えていたのですよ。
ということで、疑惑晴れました?

阿銀さんへ

あったねぇ!あれは生中継だったから、編集もカットも出来なかったんだよね♪

って、さすが"タメ疑惑"の銀妹!暗闇&放送事故でそのエピソードを思い出しましたか!(爆)

放送事故といえば、ドリフの生放送中に停電があって、10分くらい真っ暗だったことがあったっけ…。
かとちゃんと志村の声がよく響いていたわ(笑)

阿銀さんへ

そうだよねぇ。それに真っ暗闇のシーンは映像的に演出が難しかったのかもね。しばらく声だけだったし。原作通りにやったら「放送事故か?」って思われちゃうかも!(爆)

洞窟での何百人殺し合いがなかったからちょっとほっとしたわ。
あれってえげつないもんねえ。
莫大先生ももう出番なかったし。

paoさんへ

そうだよねぇ。ほんと"虫唾が走る"って彼みたいなことを言うのでしょうねぇ。
残忍で狡猾で冷酷って悪役は世界中にいるけど、立っているその姿が既に"エグイ"っていう悪役はなかなかいませんもの。
そう思わせる演技をしたという意味ではあの俳優さんは拍手モノですが…。
一生の内で一度でもお目に掛かりたくない人種ですね、彼は。

師娘は本当においたわしい。離婚を持ち出す妻なんて他に知りませんもの、金庸作品でも。岳霊珊でさえ、最後まで夫を庇っていたのに。そこまでヒドイ夫でしたモンね。辟邪剣譜さえ習得していなかったら相打ちになっても殺しにかかったでしょうね。冲を守るために。

ブルブルッ!

もう岳ママが登場するだけで悪寒が走りますわ!
もう最高峰にイヤな奴です。師娘が可哀想すぎていたたまれません。
原作は情けない死に方でしたが、ドラマは派手なご臨終でしたね~。
やっぱりこんなイヤな奴はあっさり殺してしまうのは勿体ないっす。

ゆうりさんへ

いろいろクレーム続出したらしいドラマの改編ですが、割り切って見れば、ドラマのラストの方が見せ場もあってスッキリするかも。
主人公の令狐冲が際立つ形になっていたし。

原作では権力欲に溺れた奴等の最後を二通りに描いた事で彼等の野望の虚しさを、「どうせ最後はこうなるか、そうならなくても人間だからああなる…」見たいな風に表現していたのかな?と思います。

fince兄へ

そうですね。五絶と比べりゃ岳不羣や左冷禅は現実にもいそうなキャラですよね。

そういう意味ではいつの世にも必ず現れる権力争いへの風刺としても奥深い作品だと思います。

生涯夫を愛し続ける妻が多い金庸小説の中で、夫を見限った妻が出てくるという意味でも貴重な作品です。

原作はやっぱり、すっきりしないんですか(´ヘ`;)ハァ
差冷禅も生きてるの!?
なんか、張Pドラマ版の方が好きかもしれない(少なくともラストは)

ある意味、岳不群最高に人間らしい。
嫌いだし、友達になりたくないけど。
20年来武林最強を目指し、育んできたどす黒い情念を一気に爆発させる・・・。

教育上よろしくないですが。
プロフィール

どぅいちゃん

Author:どぅいちゃん
『射雕英雄伝』を見て武侠の世界に嵌りました。
パパこと東邪・黄薬師に心を奪われ、それ以来武侠の「イカレオジ専」担当です。
リアルな武侠仲間がいないのを憂いて、ゲリラ的に武侠布教活動を行っております。

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