『神侠侶』 DVD第9巻鑑賞! その6

そこは常春の谷…。
後ろにそびえる山が北風を遮っているのと地熱でもあるのだろうと楊過の推察。
そこに住む人もまた脳内が常春の人…(爆)。
亀に鮫。でその次は蜜蜂とお友達になった蛇が苦手なお方です。



百花谷に辿り着いた神侠と郭襄
黒龍譚は雪の枯野だったというのにここは花が咲き乱れています。
そこに家があり、その周りには多くの蜂の巣箱が置いてあります。
家の前まで来た神侠。そこの主に声を掛けます。
老頑童楊過が可愛い友達を連れて遊びに来てやったぞ!」
花畑の向こうから顔を出した老頑童楊過と気付いて大喜びで出てきます。
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「おぉ!楊兄弟!久しぶりじゃのう!どれどれ、元気じゃッたか?
あれ?お前なんでそんな変なお面を付けてるんじゃ?何かの遊びか?驚かそうっていうんだな?」
あのぅ…そこの常春爺。遊んでるわけじゃないから…。悩めるイケメンの証だから…(爆)。
サッと盗りに行った老頑童をこれまたサッとかわす楊過
「うぉ?楊兄弟。お前なかなか腕を上げたようじゃな?ワシの若い頃より上手いぞ。」
誰かぁ!コイツの遊びモードを止めてぇ!って無理だよね…(苦笑)。

「お爺さん、お爺さんは今と昔とどっちが強いの?」
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「そりゃあ、毎日稽古しとるんじゃ。昔より今の方が強いに決まっておるじゃろう?」
「それでもお兄様に敵わないんだから、昔はもっと駄目ね。」
「それより老頑童。実はアンタに会いたがっている人がいるんだ。」
ひとしきり付き合ってあげた頃楊過が用件を切り出します。
「えぇ?誰がワシに会いたがっているんじゃ?」
と言った老頑童、はたと気付いて
「この世でワシが会いたくない人が二人いる。その二人以外なら会ってもいいぞ。」
「その二人っていうのは誰と誰なんだ?」
「一人は段皇帝。もう一人は瑛姑じゃ。この二人は駄目じゃ!」
「実は会いたがっているのはその二人なんだ。」
「うぉ!?駄目じゃ駄目じゃ!ワシは会わんぞ!」
「二人の命が危ないといっても駄目なのか?」
「なに?二人が?いやいや。そんなの出鱈目じゃ。段皇帝は達人なんじゃぞ!
災難になんか遭うもんか!もしそうだとしても段皇帝が敵わない相手に俺が敵うわけないだろ?
やめじゃやめじゃ。ワシは行かんぞ。」
「実は瑛姑がどうしてもアンタに会いたいそうだ。」
瑛姑!?イヤじゃ!ワシは行かんぞ!さぁさぁ帰ってくれ!」
「どうしても嫌だというなら、力ずくでも連れて行くぞ!俺と勝負だ!」
「お前みたいな若造に負けるもんか!よし!」
こうして二人は手合わせを始めます。達人同士の闘いにお互い命は取らないだろうと知ってはいても
その凄まじさに手に汗握って見守る郭襄
老頑童も久しぶりに達人が相手なので空明拳やら、九陰真経やら使って応戦。
ひとしきり闘った後、楊過が手を止めます。
「《黯然銷魂掌》を編み出して以来、これをかわされた事はなかった。さすが老頑童。
敬服するよ。俺の負けだ。仕方がない、帰ろう。」
と、老頑童が呼び止めます。
「な、な、さっきお前が使った技じゃが…初めて見たぞ。あれは何じゃ?」
「これは俺が編み出した《黯然銷魂掌》十七手の内の一手《心驚肉跳》だ。」
楊過が使った技が気になる老頑童。
「その技お前が編み出したんか?どれワシに見せてくれ。」
「ははは。型の名前だけ教えてやるよ。
《徘徊空谷》《力不従心》《行屍走肉》《廃寝忘食》《孤形隻影》《飲恨呑声》《倒行逆施》…。」
「ははは。けったいな名前じゃなぁ。」
「俺はアンタには敵わない。潔く負けを認めるよ。じゃあこれで失礼するよ。」
「ちょ、ちょっと!使って見せてくれんか?」
「アンタが瑛姑に会ってくれるなら、見せてやるよ。」
「あ、駄目じゃ!それは駄目じゃ!ワシは段皇帝に申し訳ないことをした。会わす顔がないんじゃ。」
一灯大師は、アンタのせいで出家したわけではないんだ。」
「え?」
「大師は昔、瑛姑の子供を見殺しにしてしまった事を悔いて、それで出家したんだ。
その子供の父親は、アンタだ。」
「え!?」
「でも、どうしても駄目というのなら仕方がない。帰るよ。」
「え?ワシの息子?え…?あ、楊兄弟!技を見せてくれよ!おい!ワシの息子って?
おい!楊兄弟!待てよ!」
こうして、楊過の撒いた餌にバックリ喰い付いた老頑童は
見えない糸に引っ張られる様に楊過を追って黒龍譚に向かったのでした(爆)。

でね、この百花谷のシーン。原作ではもう一キャラ絡んでます。そう。忘れちゃいけない兄。
兄もこの訪問に同行していたのでした。
しかも、馬ではなくって神侠は軽功で、郭襄は兄の背中におんぶされて来たんですよ。
だって、彼は飛べない鳥だから(笑)。楊過の軽功と並んで走って行ったんです。
最初はうっとおしい小娘だと思っていた兄ですが楊過が大事にしているし、
郭襄も一目置いてくれるので彼(?)も段々彼女に慣れて、百花谷行きでは郭襄の軽功が遅いので
仕方なく背中に乗せてやったら情が湧いちゃってちょっとお気に入りになったんです。
そして、百花谷で郭襄が老頑童をからかった際に老頑童が郭襄を空中で回転させてからかい返すと、
「俺の小さな連れを馬鹿にしたな!」
と言わんばかりに老頑童に翼で仕返ししてます。
そこは楊過に「達人の御先輩だから無礼はよせ。」とたしなめられて憮然と手を引きますけど。
ま、歳でいったら兄も何歳になるかわからないし、どっちが御先輩だかわかりませんけどね(爆)。
それに、この老頑童。髭や髪が黒くなっているんです。不思議に思った楊過が若返りの理由を聞くと
「髭も髪もいうことを聞かないんじゃ。前は嫌でも白くなってきていたのに、今度はどんどん黒くなって
ワシもお手上げじゃ。」
と見当がつかない様子。懲りない郭襄がまた
「そのうちにどんどん子供になって、坊やって頭を撫でられたら面白いでしょうね。」
とからかうと、真に受けちゃってマジで頭抱えて悩んじゃうの(爆)。
子供になるかぁ!アホ!マジで悩むな!(爆)
内功も深い上に、ストレスと無縁でローヤルゼリーや茯苓など滋養のある物を食べているから
そうなっただけです!って気付けよ!
一方で自分が若輩者とわかっていてもどうしてもからかってしまう郭襄。
それは絶対お母さんの遺伝子がそうさせているんだわ。二代にわたりイジラレル男老頑童…(爆)。
考えてみれば彼女は気性の激しい瑛姑だし、
武芸の腕はともかくこの人意外とソフトMなのではないでしょうかねぇ?(笑)

老頑童マークのローヤルゼリー!お肌の老化防止と髪のリアップに効果絶大!
コンビニかドラッグストアに売っていたら、皆さん買います?それともTV通販がいいかなぁ?
いや、スタジオが大混乱になるのは必至なのでやはりTVはやめておこう(爆)。
そろばん持った《神算子》瑛姑が後ろでパチパチ売り上げ弾いていたりして!(笑)
え?ムッサイ爺がマークじゃ駄目?えぇ…?じゃあ、後でもう一人出すわよ…。

でもって、黒龍譚に老頑童を連れて帰ってきた楊過と郭襄。ここで、デジャブが起こります。
いきなり瑛姑のところに駆けつけた老頑童。
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「なぁ、瑛姑。その…ワシらの息子じゃが…つむじはいくつあった?」
「二つ…。」
「二つ!?そうか!やったぁ!二つじゃ!って…死んでしまったなぁ…。」
それを聞いてさめざめと泣き出す瑛姑。優しく慰める老頑童。

って、これ『射英雄伝』のラスト近くに第2回華山論剣の華山でやったでしょう!?
何辺おんなじ事を聞かすねん!?ビックリしたわ!呆けたかと思ったわ!
瑛姑は瑛姑で、何十年ぶりの彼氏との再会を滅茶苦茶ドキドキしていたのに
言うに事欠いて、第一声が「つむじはいくつ?」だったのだから
もう呆れるやら馬鹿らしいやら嬉しいやら恨めしいやら、こんな人だとはわかっていたやら(爆)
一気に肩の力が抜けちゃったんだって。狙ってやってない所が常春爺の良いトコなんだけどね。

金庸先生、ここに来て百花谷から老頑童を引きずり出すのに困ってしまったのかしらん?
「こいつは半端な事じゃ出てきて(瑛姑に)会いそうにないナァ…。」
って、禁じ手のデジャブ作戦(息子の事を知らなかったことにする)に出たのかもしれません。
もし仮にそうだとしたならば、作者まで手こずらせる老頑童。恐るべし…(爆)。

とにかく、こうして瑛姑と再会した老頑童。一灯大師にも
「段皇帝。ワシはアンタの嫁さんを取り、アンタはワシの息子を見殺しにした。
これでお互いに貸し借りは無しじゃ。昔の事は水に流そう。」
と声を掛けます。その言葉に長年の心のつかえが取れる一灯大師
一灯大師は老頑童を慈恩の元に連れて行きます。
「この者がそなたの息子を手にかけたのじゃ。」
驚く老頑童が見てみると、そこには傷つき今にも死にそうな哀れな僧侶姿の裘千仞。
自ら手を下すのは忍びなく、老頑童は瑛姑に声を掛けます。
「なぁ、瑛姑。お前が仇を討て。」
涙にくれながら再度手を上げる瑛姑。でも、先程の激しい憎しみは老頑童と再会を果たしたことで
既に消えうせています。
「私がこの人に会えたのもあなたが来てくれたおかげ。もう、昔の恨みは忘れましょう。」
この一言で、慈恩の積年の心残りが取り払われました。
「かたじけない…。大師…長い間お世話になりました…。」
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そう言うと、静かに息を引き取りました。
慈恩よ。拙僧とそなたは師弟の間柄ではあるが同時に良き友人でもあった。
この数十年ずっと離れずに来たなぁ。そなたの極楽往生は拙僧にとって嬉しくも寂しいことじゃ…。」
と涙します。

仏門に入った僧侶というのは縁を大切にし、人の生き死にも仏の思し召しとして
そう感情に流されるものではないと聞きます。実際に他の話で少林寺の僧侶等の描写では
弟子が感情を表に表す時、徳の高い高僧ほど
「これも縁じゃ。これ弟子よ。そのように悲しむでない。」とか言って
諭したりするもんなんですが、一灯大師の場合慈恩の死に対して、素直に涙にくれています。
悟りを得ている筈の高僧としてはどうなのかなぁ?と思いながらも
こんなに情が深い段家の一族だからこそ、代々退位した後で出家する人も多いのかとか思ったり、
こんなに修行を積んでも素直に涙を流して別れを惜しむ彼に人間としての
魅力というか好感を持ってしまうのは、私がまだ修行が足りないせいでしょうか?
って、別に私は尼僧でも仏門に帰依しているわけでもないですがね(笑)。

とにかく一灯&瑛姑&老頑童を巡る長年の三角関係はついにここで大団円を迎えます。
いやぁ。よかったよかった!残りの人生は三人仲良くお過ごしください♪





あれ?話が終わっちゃった?あ、この人達が主人公じゃなかった…(爆)。
すみません。どうも「イカレオジ専」モードで見ているとこっちの方が気になってしまって…(笑)。

で、すっかり心の平静を取り戻した瑛姑。楊過に九尾の狐を託します。
「神侠。あなたには大変お世話になったわ。どうかこれを持っていってくださいな。」
すると、一灯大師が横から楊過にアドバイス。
「楊殿。二匹とも持っていきなされ。殺すことはないのじゃ。
一匹づつ交互に、毎日足から杯に一杯の血を採り服用すると良い。
どんな内傷もこれで治るはずじゃ。」
それを聞いて喜ぶ楊過と飼い主の瑛姑。
「治療が終わったらそのまま放してやってくださいね。
この子達はちゃんと自分達で戻って来れますから。」
そして、不安げにクーンクーンと鳴く狐の頭を優しく撫でながら
「鳴くんじゃないよ。神侠はお前達の命をとりはしないよ。」
と諭します。

こうして楊過と郭襄は三人に別れを告げて
万獣山荘と西山一窟鬼の待つ森へと帰っていったのでした。

tag : 神侠侶 楊過 郭襄 老頑童 瑛姑 一灯大師 慈恩 黯然銷魂掌

comment

Secret

俊介さんへ

はじめまして、俊介さん!

中国武侠の世界は憧れますよねぇ。
一時期は中国の中学生~高校生くらいの少年がこぞって金庸の小説を読み耽り
その世界に憧れたと聞くのもうなづけます。

>日本人である僕たちと何か通じるものがある
そうなんですよ。西洋のお話も面白いものがたくさんあるんだけど、
それらを見ている間にふと武侠モノを見たりすると、
どっかで通じる部分があって共感出来る所が多い。という事に
改めて気付かされますね。

No title

こんにちは。

いいですね。武侠の世界此れは中国の事ですね、特にこの言葉「楊殿。二匹とも持っていきなされ。殺すことはないのじゃなかなか意味が深いですね。

最近僕は中国の武侠の世界に憧れています、今、中国の映画で武侠の映画なんか良く見ますね。

やはり何か、そんな中国の映画見ていると、日本人である僕たちと何か通じるものがあるのかもしれないですね。

705号さんへ

でしょう?付き人兼営業兼ボディーガードとしてピッタリくっついている筈ですわんv-411

辣腕マネージャー?

>この後モデル投入される小龍女さんのマネージャーとしてお忙しいので
おっ、そうでしたか。いやぁ~あのお方でしたらさぞや営業もお上手でございましょう。小龍女も安心でございますね(大爆)

銀妹へ

>史叔剛
万獣山荘のメンバーの一人です。
顔は東洋系なのに目だけが異様に青いので凄く印象的ですよ。お楽しみに!

705号さんへ

お連れの方は、この後モデル投入される小龍女さんのマネージャーとしてお忙しいので
ワシの兄貴だけです(爆)

>史叔剛さん
ほお、青い目の人が登場するんですか。1月からの放送でじっくり観てみます。

>地方発送はワシの兄貴が御自宅までお届けします(爆)。
うひひ、ワシの兄貴の連れ様は御一緒して頂けませんのん?

銀妹へ

>色んなケモノがいそうで(爆)
銀妹の想像するケモノを想像したくないような…(爆)。

史叔剛さんは西域の方とのハーフですかねぇ?
青い瞳が印象的でした。
(物凄く青かった^^。)

705号さんへ

>買います、買います。一年分。もう即買いに行きます。
まいどありぃ!(by 瑛姑&全金発)

女性用には後で小龍女もモデルとして投入予定です。
「変わらない美しさ」
四十代でも二十代の美しさが保てます(爆)。

もうバカ売れであの世から全金発でも呼ばないと間に合わないのよねぇ!

地方発送はワシの兄貴が御自宅までお届けします(爆)。

万獣山荘…、なんかすごい名前ですなあ~(笑)
色んなケモノがいそうで(爆)

>老頑童マークのローヤルゼリー!お肌の老化防止と髪のリアップに効果絶大!コンビニかドラッグストアに売っていたら、皆さん買います?それともTV通販がいいかなぁ?
買います、買います。一年分。もう即買いに行きます。最近白髪が目立ってきたもんで。(^_^;)
それから、この辺りの場面好きですわ。親子二代に渡ってからかわれる対象なのね、老頑童。

ぱおさんへ

老頑童が出てくるともう楊過そっちのけで、
彼の一挙一動に目が釘付けですっかり物語の主筋を忘れてしまう…(爆)。
ま、パパが出てきても同じことなんだけど…v-392

最強!

老頑童って天然ですよね~!
この無邪気さには誰も敵わないです。最強ですよ~(笑)
プロフィール

どぅいちゃん

Author:どぅいちゃん
『射雕英雄伝』を見て武侠の世界に嵌りました。
パパこと東邪・黄薬師に心を奪われ、それ以来武侠の「イカレオジ専」担当です。
リアルな武侠仲間がいないのを憂いて、ゲリラ的に武侠布教活動を行っております。

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