『神侠侶』 DVD第9巻鑑賞! その3

時は瞬く間に過ぎ去り…。絶情谷から十数年が経っていました。
私が成人してからも、はや十数年…って思ったらもうすぐ二十年じゃん!うがぁ!!
精神年齢だけ歳をとらないというのは、内功なのか、アホなのか…(汗)。

ま、私の事はどうでも良いとして、黄河北岸にある風陵の渡しにて。
黄河が凍結のため川を渡れなくて足止めを喰らった旅人が川岸の宿屋にごった返していました。
そんな町のはずれの小屋で、物乞い達に囲まれて話が弾む女の子が一人。
愛くるしい顔に身なりも良いというのに、物乞いはみんなお友達といって酒を振舞うこの少女、
そこに居る物乞い達はもう感激やら嬉しいやらで盛り上がっています。

そこに現れたのはその女の子を迎えに来たと言う怖そうなお姉さまとボーっとした少年。
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お姉さまは郭芙。ではこの少女は?そう!赤ん坊だった郭襄ちゃんの成長した姿でした。
で、郭芙の隣でボーっとしてんのが双子の弟郭破慮君でした。うーん、父親似…(笑)。

郭芙姉さんは妹がいなくなったので心配して探していると、破慮君が「あっちにいたよ。」と言うので
迎えに来たわけです。この時点で既にイラついてる姉ちゃん。
「襄!こんなトコで何をしているの?」
汚い=嫌いな姉ちゃんはお母様が丐幇幇主であったにもかかわらず、
基本的に物乞いが嫌いなようです。物乞いたちを見て更にイラつきます。
「丐幇のお兄さん達とおしゃべりしてたのよ。」
無邪気に答える妹の襄。フン!と鼻を鳴らして物乞いに問う郭芙
「アンタ達。どこの分団?」
答えられずにモジモジする物乞いに今度は剣を突きつけて
「アンタ達丐幇じゃないわね?ただの物乞いでしょう!?」
ま、これはその通りだったようで、慌てて物乞い達は跪き
「嘘をついたわけじゃないんだ!このお嬢さんが勘違いしたから…。」
と平身低頭。丐幇じゃなかったと聞いて驚くも怯える物乞い達を庇う郭襄
「お姉さまやめて!」
しかしお姉さまはそんな事より早く宿に行きたかった様子。
「勝手に一人でウロチョロして!帰ってからお母様に言いつけるから!行くわよ!」
郭襄ちゃんは名残惜しそうに馬に乗ります。
「お兄さん達、丐幇に入りたかったら私が口添えするわ。
困ったことがあったら襄陽城に来てね!私は郭襄よ!」
手を振り去る少女を感激いっぱいで見送る物乞い一同。郭襄ちゃんはこんな娘になっていました。

正直、最初に吹き替えの声を聞いた時には「あれ?」って違和感があったんだけど、
ま、それも慣れたらそれでいいかなって。周迅の低い生声聞いたときもビックリしたもの。

宿に向かう途中、狭い橋を渡ろうとした三人は向かいから来た荷車の一行とすれ違います。
邪魔だ脇へ避けろと口やかましく叫ぶ郭芙。狭い橋の上でどうすることも出来ない荷車の一行。
とうとう接触して荷車の箱が橋の上に落ちてしまいました。憮然として知らん振りな郭芙
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「そっちからぶつかっておいて謝りもしないなんてなんて人だ!」
と怒る荷車のおじさん。慌てて郭襄が駆け寄り姉の代わりに謝ります。
一生懸命に箱から出てしまった品物を拾う郭襄。箱の中身は人形でした。
この荷車は人形芝居の一行のものだったのです。
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人形の中から片腕が取れた男性の人形を見て眉をひそめる郭襄。
「ごめんなさい。人形の腕が取れてしまったわ。腕を探さなくっちゃ。」
「お嬢ちゃん、いいんだよ。それは元々腕が無いんだ。それは《神侠》の人形なんだよ。」
「《神侠》?」
「そうさ。最近江湖で「弱気を助け強気をくじく」神侠さ。」
「へぇ!?どんな人なの?」
「彼のお話ならいくつもあるよ。そうだ、お嬢ちゃんも身に来るといい。」
「本当?行ってもいいの?」
「あぁ、いいとも。」
「襄!早く来なさい!」
片腕と聞き、更に不機嫌になった郭芙は話の途中で妹を呼びつけます。ガッカリする郭襄。
ウットリと神侠の人形を眺める心優しい郭襄を気に入ったおじさんは
その人形を郭襄にあげる事にします。
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喜ぶ郭襄。こうして神侠は郭襄のヒーローになったのです。

とにかく宿屋に着くものの、次から次へと押し寄せる旅人にどの宿も満室で部屋を取れません。
仕方無しに一階の広い間口で他の人達と車座になる三人。
実はね、この三人は今度襄陽城で開かれる英雄大宴の招待状を届けに
今は晋陽にいる全真教の丘処機の所までお使いに行ってきた帰りだったのです。
郭襄ちゃんと郭破慮にとっては初めてのお使い。
お姉さまに連れられて、用を済ませて襄陽城に戻る途中だったのでした。
で、丘処機はと言えば歳のせいで病床にあり、
代わりに教主の李志常が手練れを連れて列席しますと言う返事だったんだって。
「争うな、怒るな。」チンギス・ハーンに諭した言葉を自分ももうチョッと早くに実践出来ていれば
もう少し元気でいられたかも知れないのにねぇ?(爆)
ただ、全真教という巨大な組織の長というのは、何かと気苦労が耐えないから
さすがの真人の馬さんや丘ちゃんでもそうそう心穏やかには過ごせなかったんでしょうね。

ま、ドラマではおとなしく座る郭芙でしたが、本当はこの前に「宿屋だろう?部屋を用意しろ」だの
満室だと聞くと「金出すから他の客を追い出せ」だの変わらぬ横暴さをアピール。
妹がウロチョロしたせいで宿に入るのが遅れるはそのせいで部屋は無いはでご立腹の状態です。

車座の真ん中では退屈しのぎにおじさん達が旅の途中で聞いた噂や故郷での話題を
面白おかしく語っています。
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すぐに話に夢中になって盛り上がる襄と破慮。
蒙古軍の残虐さから始まり、襄陽城の攻防戦の凄まじかったこと郭大侠夫婦の活躍ぶり
その話にピクピク反応しながらも、はしゃぐ妹弟を押さえに掛かる郭芙姉さん。
話題は、蒙古から自国宋の奸臣達に移り、その体たらく振りと忠臣達が
その奸臣達に死に追いやられた事を嘆いています。
その内に、その奸臣達を懲らしめたある英雄の話になりました。
その者の武芸は他に比類なくいつも大きな鳥を連れているのだそうだ。
義侠心に厚く、弱きを助け強気をくじき国の為に奸臣を懲らしめるその人を
人はいつしか《神侠》とか《神大侠》と呼ぶようになったのだそうな。

その神侠は右腕が無いと聞いてまた顔色を変える郭芙。
隣の郭襄ちゃんはそんな事とは知らずおじさんに聞きます。
「おじさん!なんで神侠は片腕が無いの?」
なんでかは隣に座っているアナタの姉ちゃんが良く知ってるよ。ねぇ?血相を変える郭芙。
「さあな。ワシはその方の本当のお名前も聞いておらぬのに身の上話などわからんな。」

神侠がよく海辺で海を眺めているという話になった時、また郭襄ちゃんが質問。
「ねぇ?なんで神侠は海を眺めていたの?」
これには横っちょのオバサンが答えてくれました。彼女の従姉妹の話によると
「恋女房が海の向こうにいて会えないんだ。」
からだそうな。しかも
「探しに行こうにも、海は広くて当てが無い。」
と言ったそうな。
話しを聞いて神侠への憧れがドンドン膨らむ郭襄ちゃん。
かたや、神侠が楊過だと確信を深めていく郭芙。

郭家では、あの絶情谷以来「楊過」の名前を口にするのはご法度になっていました。
なんでかって?靖さんが怒るからです。
結局郭芙の右腕を切るのは諦めたものの、楊過と聞くと郭靖は郭芙に対して激しく叱責を始めます。
郭芙が成長して結婚したあとでもなお、婿の前だろうが構わずに怒り出します。
で、そのうちに楊過の話題を口に出すものがいなくなってしまったんですって。
だから物心ついた頃から、襄も破慮も楊過の話は一切聞いていないのです。
特に郭襄は純粋に、今江湖で話題の英雄《神大侠》の話を聞いて憧れていたのでした。
楊過を褒めちぎる話題に不快な色を隠せない郭芙。妹の御執心ぶりに更に不満顔。

皆が神侠の話題で盛り上がっている時、梁の上から笑い声が聞こえてきました。
「ははは!神侠だって?俺様は今からそいつに会いに行くんだぞ。」
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皆が見上げるとそこには桃谷六仙?…いや違った、顔に妙なペイントをした男がいました。
「おじさん!神侠に会うって本当!?」
思わず声を上げる郭襄。
「本当だとも。お嬢ちゃん神侠に会いたいんなら一緒に連れてってやるぞ。」
「本当に!?」
「わはは!俺様の顔を見ても怖くないのか?」
「怖くなんてないわ!」
「ははは!気に入った!よし連れて行ってやろう!」
下の群衆の一人が郭襄に叫びます。
「お嬢さん、ついて行くのはおやめなさい!アイツは西山一窟鬼だ!」
「我がままは許さないわよ!」
郭芙の制止も聞かず、郭襄はサッと飛び降りたその男に腕をつかまれて
一緒に宿を飛び出したのでした。驚き慌てて後を追う郭芙と郭破慮。
しかし、思ったより彼の軽功は速く、郭芙と郭破慮は彼等を見失うのでした。

郭襄を連れて仲間の所に戻った、西山一窟鬼の一人・大頭鬼
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背の小さい髭の長い老人が「遅かったな」とで迎えます。この人がリーダーのようです。
さて、この人はだぁれだ!?(笑)
郭襄が見回すと、西山一窟鬼は十人中女が二人で皆おかしな格好をした者ばかり。
「なんだ?この娘は?」
「ははは!神侠が見たいと言うから連れてきてやったんだ。」
髭の老人の問いに答える大頭鬼。よこから女の人が口を挟みます。
「で、七の兄さん。なんで神侠と揉めたのさ?」
大頭鬼は神侠の友人だと勝手に思い込んで付いて来た郭襄ちゃん。
神侠と闘うつもりだと知って驚きます。そんな事はお構い無しの西山一窟鬼
「俺が女房と喧嘩していて、女房を殴って歯を折ったら、
偶然通り掛ったヤツが俺の耳を切りやがったんだ!」
「ははは!どっちにしても神侠には合えるんだ。これは余興みたいなもんさ。」
と全然悪びれるそぶりも無い大頭鬼
「ふーん。で、一人づつやるかい?それとも一斉に掛かるかい?」
「一斉に掛かったとあっちゃあ、西山一窟鬼が江湖で笑いものになるよ。」
「大丈夫。コイツを始末すれば誰にもわからないさ。」
いきなり剣を抜く兄弟に血相を変える大頭鬼
「やめろ!この娘は俺が連れてきたんだ!この子には手を出すな!」
「じゃあ、いいか!この事は黙ってるんだぞ!」
「わ、わかったわ。」
勢いに呑まれる郭襄ちゃん。

さて神侠との待ち合わせ場所まで出発!と思いきや、
「この万獣山荘を騒がすのは誰だ!?出て行け!」
と森の奥から声がする。続いて地響きがしたかと思うと出て来る出て来る獣の群れ。
その先頭を真っ白な狐が逃げていきます。しかもその尻尾は九つ。
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「まぁ?見て!九尾の狐よ!」
思わず叫ぶ郭襄ちゃん。心配する大頭鬼が止めるのも聞かずに
軽功を使って木の上に登り見物。西山一窟鬼が乗る馬は獣達の群れに驚いて動きません。
気が付けば西山一窟鬼は獣達に包囲されていました。
大頭鬼のもとに戻った郭襄ちゃんももちろんご同様。
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元々万獣山荘と呼ばれる獣使いの史兄弟はここから遠く離れた涼州で名を挙げていました。
何故、こんな所で自分達の行く手を阻もうとするのか?西山一窟鬼はわけがわかりません。
そこに現れた史兄弟。なぜかすごく怒っています。
「天下の王道を我が物顔で塞ぐとは、いったい俺達に何の恨みがあるんだ!?」
西山一窟鬼の髭爺さんが怒鳴りますが、史の兄弟も負けません。
「今更余計な口を叩くな!西山一窟鬼!一人も生きては返さんぞ!」
とにかく、史兄弟とその獣達と闘う破目になった西山一窟鬼。
実は神侠と決闘の約束の時刻は迫っていて早くそこにつかねばと焦っていたのです。
史の兄弟の内一人が苦戦しているのを見て後ろの木の下に座っていた兄貴分が立ち上がります。
彼の傍らには、中原では珍しい獅子がその大きな身体で周りを威嚇しています。
顔色が悪く見るからに具合の悪そうな彼はそれでも弟を助けるためにヨロヨロト前に進み出ます。
その姿を見た郭襄ちゃん
「おじさん、病気なの?無理しないでね。」
と思わず声を掛けます。見知らぬ娘ではありましたが真心のこもった言葉に
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彼はニッコリと微笑んで「ああ。ありがとうお嬢ちゃん、わかったよ。」と答えます。
彼はゆらゆらと立ちながらも弟を助けるために掌打を放ちます。
元々彼の内力は相当なものなのでしょう。病気にも拘らず何とか弟の危機を救いました。
思わぬ所で立ち往生してしまった西山一窟鬼は獣達に襲われ苦戦中。

思わぬ展開にオロオロとみていた郭襄ちゃん。気が付くと彼女も豹の群れに囲まれていました。
「きゃあ!」と怯えて叫ぶ郭襄ちゃん。
その声を聞き、先程郭襄ちゃんに声を掛けられ、
今は獅子と共にまた休んでいた史の兄弟の一人である青甲獅王・史叔剛が、
郭襄ちゃんを助けるために、鳥の羽の生えた彼等の帽子を彼女に投げてよこします。
帽子を受け取った郭襄ちゃん。その帽子を見ると獣達は離れていきました。
どうやら獣達はその帽子を持つ者を襲わないように躾けられているようです。

ホッと一安心の郭襄ちゃん。しかし向こうから大頭鬼の怒鳴る声が!
見れば大頭鬼が獣達に襲われて今にも喰われそう!
迷わず郭襄ちゃんはせっかくもらった帽子を大頭鬼に投げます。
難を逃れたに見えた大頭鬼。しかしその横でやはり苦戦中の妹分を見ると
彼は郭襄にもらったその帽子を投げ与えます。
この状況でまさに命綱の一つの帽子。それを西山一窟鬼は己ではなく兄弟達の為に
互いに投げあいます。その姿を見て感心する万獣山荘の史兄弟。

しかし、その中で帽子をなくした郭襄ちゃんはまたもや豹に囲まれました。
もうどうすることも出来ません。
とうとう一匹の豹が郭襄ちゃんにのしかかります。郭襄ちゃんピーンチ!
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するとどういうわけでしょう?豹は郭襄ちゃんの匂いを嗅ぐと
急に荒々しい態度が消えうせグルグルと喉を鳴らしながらおとなしくなりました。
狐につままれたような郭襄ちゃん。豹は郭襄ちゃんの顔を舐めると
そのまま群れを率いて彼女から離れていきました。
驚く郭襄。しかし、心配して見に来た師叔剛も驚いています。
「驚いたな。」
「そう言えば、お母様に聞いたことがあるわ。私は生まれたばかりの頃、
豹のお乳を飲んで育ったんですって。きっと私を仲間だと間違えたんだわ。」
ニッコリ笑う郭襄ちゃんに不思議な娘だと思いながらもホッとする史叔剛でした。

そんな騒ぎの中、森から声が聞こえてきました。
「西山一窟鬼の約束は当てにならないな。俺を待たせておいて、こんな所で寄り道か?」

はい。既に鑑賞された方から好評のオジサン楊過の登場です!











tag : 神侠侶 郭襄 郭芙 西山一窟鬼 大頭鬼 史叔剛

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Secret

705号さんへ

郭襄ちゃん、可愛いよねぇ!

>それに15で、あの飲みっぷりとは、凄い。
原作によると、郭襄ちゃんはあまりお酒は強くないようです。二杯も飲むと顔が赤くなるそうです。
ただ、江湖の豪傑達が酒を飲んでおだを上げるのに付き合うのが好きなんだそうです。
わかるなぁ!私もそのクチだもん^^。

>可愛いお顔にあの豪快さ、優しいし、素直やし、なんて良い子なのと目頭押さえてしまいました。
705号さんは関西の方でしょうか?私は播磨の生まれです。

>そして彼女憧れのおじさんが登場ですね、私もこれで完全に落ちました。
ははは!落ちましたか!(笑)
渋いオジサンになったもんですなぁ^^。



15歳で飲酒って・・・

先日はご返事をありがとうございます。
早速、早速拝読いたしました。
ふふふ、可愛いですねぇ~郭襄ちゃん。
それに15で、あの飲みっぷりとは、凄い。
可愛いお顔にあの豪快さ、優しいし、素直やし、なんて良い子なのと目頭押さえてしまいました。
それに比べ、弟くんの影が薄い。。。

そして彼女憧れのおじさんが登場ですね、私もこれで完全に落ちました。
プロフィール

どぅいちゃん

Author:どぅいちゃん
『射雕英雄伝』を見て武侠の世界に嵌りました。
パパこと東邪・黄薬師に心を奪われ、それ以来武侠の「イカレオジ専」担当です。
リアルな武侠仲間がいないのを憂いて、ゲリラ的に武侠布教活動を行っております。

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